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2004 年度 実績報告書

多因子疾患発症機構解析のモデルとしてのヒルシュスプルング病発症機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15590289
研究機関旭川医科大学

研究代表者

蒔田 芳男  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20271778)

研究分担者 宮本 和俊  旭川医科大学, 医学部, 助手 (90209940)
林 時仲  旭川医科大学, 医学部, 講師 (40322911)
キーワードSNP / ハプロタイプ / ケースコントロール解析
研究概要

平成16年度は、昨年の反省をもとに、検体収集施設を広げるとともに家族例の収集も行った。
(1)旭川医科大学附属病院小児外科、神奈川こども医療センター小児外科に加え、北海道大学病院小児外科でも検体の収集を開始した。しかしながら、承諾を得られる率は低迷しており、検体の収集は順調とは言いがたい。今年度は、3世代にわたる家族例を収集することができた。この家系でのRET遺伝子の変化は、exon5のアスラパギン酸がヒスチジンに変化するミスセンス変異(D300H)であった。この家系では、3世代目に2家族4人の患者がいるが、2家族のお母様が従兄弟の関係にある。症状のないお母様もこの変化を有しており、主効果遺伝子とされるRETの変化だけでなく、その他の因子を推定させる例である。現在関与するGDNF,NRTN,エンドセリンB受容体とそのリガンドであるエンドセリン3のハプロタイプ解析を行っており、患児らに共通するハプロタイプの有無を検索している。
(2)平成15年度にハプロタイプ構築に必要なSNP抽出を終了したGDNF,NRTN,エンドセリンB受容体とそのリガンドであるエンドセリン3について、収集したケースでの相関解析をおこなっているが、現在のところ有意なハプロタイプを検出できていない。
(3)RET遺伝子に関しては、詳細な検討を進めExhaustive structure of haplotypes in RET geneとして投稿準備中である。
検体の収集状況を好転させるべく、検体収集施設を広げる必要がある。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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