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2004 年度 実績報告書

神経及び網膜の発生・分化異常におけるNEDD8及びNUB1の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15590345
研究機関愛媛大学

研究代表者

木藤 克己  愛媛大学, 医学部, 講師 (00274308)

研究分担者 阿部 康人  愛媛大学, 医学部, 助教授 (30184229)
キーワードNUB1 / NEDD8 / AIPL1
研究概要

NEDD8はユビキチンと最も高い相同性を有する81アミノ酸からなるタンパク質で,cullinに共有結合することでユビキチン-プロテアソーム系によるタンパク質分解に関与している.我々はNEDD8をbaitにしたyeast-two hybrid法により601アミノ酸からなるタンパク質NUB1を単離し,インターフェロンで誘導されることを明らかにした。さらに抗NEDD8抗体ならびに抗NUB1抗体を作成し,パラフィン包埋切片を免疫染色を行ったところ,NEDD8は比較的広い範囲の正常臓器にも発現していたが,Parkinson病やAlzheimer病などの神経変性疾患に出現する封入体に強い陽性像が得られた.常染色体劣性遺伝形式をとる重度の網膜変性疾患であるLeber先天盲の原因遺伝子のひとつとしてAIPL1が報告されているが,最近NUB1とAIPL1が結合することが報告された.AIPL1は光受容体特異的タンパク質として知られ,網膜に発現するのに対し,NUBIは多くのヒト正常組織で陽性像を示し,とりわけマクロファージに強い発現がみられることを明らかにした.さらに今回行ったNUB1をbaitとしたyeast two-hybrid法による結合タンパク質のスクリーニングにより,NUBI結合タンパク質の候補としてFKBPの一つが単離されたが,これはAIPL1と69%の相同性をもつタンパク質AIPとよく類似したタンパク質であることから,現在も相互作用を解析中である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Accumulation of NEDD8 in neuronal and glial inclusions of neurodegenerative disorders.2005

    • 著者名/発表者名
      Mori, F., Nishie, M., Piao, YS., Kito, K., Kamitani, T., Takahashi, H., Wakabayashi, K.
    • 雑誌名

      Neuropathol Appl Neurobiol. 31(1)

      ページ: 53-61

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] AIP1/WDR1 supports mitotic cell rounding.2005

    • 著者名/発表者名
      Fujibuchi T, Abe Y, Takeuchi T, Imai Y, Kamei Y, Murase R, Ueda N, Shigemoto K, Yamamoto H, Kito K.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun. 327(1)

      ページ: 268-275

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Characterization of a MAPKK-like protein kinase TOPK.2004

    • 著者名/発表者名
      Matsumoto S, Abe Y, Fujibuchi T, Takeuchi T, Kito K., Ueda N, Shigemoto K, Gyo K.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun. 325(3)

      ページ: 997-1004

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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