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2004 年度 実績報告書

模擬患者(SP)の協力を得る医療者教育技法の開発に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15590453
研究機関国立保健医療科学院

研究代表者

水嶋 春朔  国立保健医療科学院, 人材育成部, 部長 (60281739)

研究分担者 大滝 純司  東京大学, 医学教育国際協力研究センター, 助教授 (20176910)
北村 聖  東京大学, 医学教育国際協力研究センター, 教授 (10186265)
加我 君孝  東京大学, 医学教育国際協力研究センター, センター長 (80082238)
キーワード医学教育 / 模擬患者
研究概要

わが国の医学教育(卒前教育)における「模擬患者(Simulated Patients)の協力を得る医療者教育技法」の在り方を検討するため、80医科大学医学部および29歯学部におけるSPの協力を得る教育の実施状況についてアンケート調査を行った。回答は、医学部76施設(回収率95.0%)歯学部28施設(回収率96.6%)から得られた。
SPの協力を得る教育を導入しているのは、医学部76(100%)歯学部27(96.4%)であった。OSCEでSPの協力を得ているのは、医学部76(100%)歯学部27(96.4%)、授業・実習では、医学部60(78.9%)歯学部12(42.9%)であった。SPを取り入れている理由として、医学部では、本物の患者に接する前の練習となるためが63(82.9%)と最も多く、次いで動機付けになるため47(61.8%)、歯学部では、本物の患者に接する前の練習となるため19(67.9%)が医学部と同様に最も多く、次いで動機付けになるため11(39.3%)であった。OSCEの実施回数は、1回が医学部48(63.2%)歯学部18(66.7%)、2回が医学部22(28.9%)歯学部3(11.1%)3回が医学部4(5.3%)歯学部6(22.2%)であった。OSCEの中でSPの協力を得る試験(医療面接試験)を実施しているのは、医学部76(100%)歯学部25(92.6%)であった。SPの協力を得る授業の回数は、医学部歯学部それぞれ、1回が28(46.7%)10(83.3%)、2回が21(35.0%)1(8.3%)、3回が9(15.0%)1(8.3%)であった。SPの協力を得る教育の機会を増やす上で必要な条件として、医学部ではSPの人数52(68.4%)予算43(56.6%)、歯学部ではSPの人数22(78.6%)SP養成のノウハウ20(71.4%)が挙げられた。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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