平成9年度に「褥瘡の治療・予防ガイドライン」(厚生省監修)が策定されてはいるものの、高齢者の褥瘡を対象としたものであって、手術患者や集中治療患者にみられる急性期褥瘡に関しては何ら研究されていない。 したがって、その危険因子を選定してその予防法の対策を考えると共に新たなガイドラインを検討・作成することが急務と考えられる。 平成15年度には、現行の高齢者の褥瘡を対象としたガイドラインの問題点を抽出すると共に、手術患者や集中治療患者に特徴的は危険因子を選定した。さらには、実地臨床においても具体的事項の検証を実施した。 1.手術患者や集中治療患者の急性期褥瘡に関する危険因子を抽出 2.褥瘡患者の教育および指導 3.急性期褥瘡に関する新たな危険因子を選定
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