研究課題
肝炎進展防止のためには飲酒を始めとした日常生活管理が重要であることが言われており、本研究においては、自身で如何にして日常生活の管理を行うかが主な検討目的になっていた。一方本研究の対象となる集団は高脂血症等の生活習慣病対策も必要な集団でもあり、生活習慣を改善・管理せねばならない共通点が認められる。それまでの好ましくない生活習慣変容を自ら行うための支援の方法、生活変容を促す支援プログラムについて行動医学的な検討した。支援対象集団の特性に合わせた対応の必要性が予想されるが、行動特性の一つであるタイプA行動パターン群、タイプB行動パターン群について比較したところ、タイプA群が生活変容できた割合が高かった。このことからタイプB群はタイプA群と同じ生活変容支援プログラムでは効率が悪いことになり、タイプB群の特性に合わせたプログラムが必要ということが示唆された。また、生活管理の支援を効率よく行うためにはタイプA行動パターン以外の行動特性の検索も必要であろう。
すべて 2007
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Journal of Epidemiology 17, Suppl
ページ: 115