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2004 年度 実績報告書

生活習慣病における血漿フィブリノゲンと動脈硬化危険因子との関連性の追跡研究

研究課題

研究課題/領域番号 15590545
研究機関名古屋大学

研究代表者

榊原 久孝  名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)

研究分担者 藤井 千恵  名古屋大学, 医学部, 助手 (70314002)
内藤 通孝  椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (10198012)
キーワード血漿フィブリノゲン / 動脈硬化 / 生活習慣病 / 危険因子
研究概要

心筋梗塞や脳梗塞発症の独立した危険因子として血液凝固因子である血漿フィブリノゲン濃度の意義が注目されている。研究代表者らは、科学研究費(萌芽的研究、課題番号12877069、平成12-13年)を得て、平成12年に住民基本検診の場を利用して同意を得た住民約2,800名の血漿フィブリノゲン濃度を測定し、動脈硬化危険因子との関連性を明らかにした。本研究は、追跡研究として血漿フィブリノゲン濃度の変化に関与する要因を検討することを目的とした。昨年度(平成15年)に平成12年と同一地域にて同意を得た2,587名のフィブリノゲン濃度を測定した。本年度はそのデータを基にして、この3年間のフィブリノゲン濃度の変化に関与する要因について解析した。2,587名のうち平成12年も受診していたのは1,812名で、脳血管疾患、心疾患、糖尿病の既往のある人は除外し、1,620名について解析した。その結果、3年間の変化をみると、フィブリノゲン濃度は、高齢者ほど高値で、女性の方が男性より高い傾向がみられた。そして女性では閉経時期にあたる45歳以上で増加が著しい傾向がみられた。また、BMIの高値、喫煙者(男性)でもフィブリノゲン濃度は高い傾向がみられた。血液検査では、総コレステロールやHbAlc値が高いほどフィブリノゲンも高値の傾向があり、逆にHDL-コレステロールは高いほどフィブリノゲンは低い傾向がみられた。3年間の血漿フィブリノゲン濃度の変化は、動脈硬化危険因子保有者で増加が著しい傾向が認められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Plasma fibrinogen and its association with cardiovascular risk factors in apparently healthy Japanese2004

    • 著者名/発表者名
      Sakakibara H, Fujii C, Naito M
    • 雑誌名

      Heart and Vessels 19・3

      ページ: 144-148

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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