大腸に多量に存在する核内レセプターPeroxisome Proliferator Activator(PPAR)-γの消化器疾患、特に大腸発癌と炎症性腸疾における役割を解明すべくCre-lox系を用いた大腸特異的コンディショナルノックアウトマウスの作成に着手した。大腸特異的プロモーターはFatty Acid Binding Protein(Fabpi)を用いた。本年度はCre遺伝子上流にFabpiプロモーターを結合したコンストラクトを作成しトランスジェニックマウスを作成し、現在F_1マウスを作出中である。一方flox-PPARγについては現在ホモのラインを作出中で近いうちにCre-lox交配による大腸特異的コンデイショナルノックアウトマウスが作出できるものと考えられる。
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