研究課題/領域番号 |
15590798
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
黒須 克志 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (20291106)
|
研究分担者 |
栗山 喬之 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20009723)
巽 浩一郎 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (10207061)
瀧口 裕一 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (30272321)
|
キーワード | 間質性肺炎 / 自己抗原 / SEREX法 |
研究概要 |
気管支肺胞洗浄液中のCD4陽性T細胞のVβレパートリーの解析で限定されたレパートリーのみが発現している特発性間質性肺炎症例3症例及び膠原病関連間質性肺炎3症例の血清IgG反応プラークにおいて、colony hybridization法によって、健常人血清とは反応しない疾患特異的プラークを複数作成した。特に、肺胞上皮cDNA導入ファージとマクロファージcDNA導入ファージの発現した蛋白が多数の自己蛋白が疾患血清と特異的に結合していた。VβレパートリーのSSCP解析によって、Oligoclonalなpopulationのみられた症例において、遺伝子導入ファージ発現自己抗原と強く結合する抗体が、患者血清中に存在する傾向にあった。うち1症例は胸腔鏡下肺生検によって、UIPの病理診断が得られた症例である。作成した特発性間質性肺炎/膠原病関連間質性肺炎に特異的なプラーク(ZAP Express vector)をExAssist Helperファージを用いてXLOLR細胞に感染させdouble-strand phagemid vectorに変換し、Vector内のT3 PromoterとT7 PromoterによるPCRでvecter内に特定の遺伝子が組み込まれていることを確認した。現在、vector内のT7 Promoter及びT3 Promoterからvectorに組み込まれた疾患特異的自己抗原の塩基配列についてシークエンスを行っている。
|