研究課題/領域番号 |
15590826
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
小林 弘祐 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (70153632)
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研究分担者 |
三藤 久 北里研究所メディカルセンター病院, 内科, 部長(非常勤講師) (40260856)
田中 直彦 北里大学, 医学部, 助手 (20316954)
益田 典幸 北里大学, 医学部, 教授 (70145465)
今崎 貴生 北里大学, 医学部, 助手 (90265588)
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キーワード | 悪性腫瘍 / 遺伝子多型 / 肺癌 / 抗癌剤 / 薬物耐性 |
研究概要 |
一般健常人で、抗癌剤CPT-11の標的物質トポイソメラーゼIの遺伝子において、耐性に関連した遺伝子多型の頻度を調べた。【倫理委員会承認】癌化学療法における耐性関連遺伝子の一般人での変異出現頻度の検討:トポイソメラーゼIの遺伝子多型解析(第B倫03-07)【対象】健常成人合計110名。【方法】末梢血の好中球からDNAを精製し、3組のupper primerとlower primerで5ヶ所の耐性となる遺伝子変異部分を対象に、DNA sequencerでdirectにDNA配列を決定し、変異の有無を調べた。耐性に関連したTOP Iの遺伝子変異部位はregion 1:exon20(Accession# M60705の541-558)、region 2-1:exon12(Accession# M60698の501-530)、region 2-2:exon15(Accession# M60701の186-194)、region3:exon20(Accession# M60705の577-579)、region4:exon15(Accession# M60701の99-101)であり、region 1とregion 3、region2-1、region2-2とregion4を調べる3セットのprimerを設計した。また、5ヶ所の耐性となる遺伝子変異部分はupper sequenceとlower sequenceでdouble checkした。【結果】110名全員で、対象部位の遺伝子多型は認められなかった。なお、現在、肺癌患者の肺癌組織でトポイソメラーゼIの遺伝子変異を検討中である。
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