• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

肝臓での脂肪酸分解障害によるインフルエンザ脳炎の発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15590942
研究機関徳島大学

研究代表者

桑島 正道  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (00205262)

研究分担者 樋口 富彦  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50035557)
木戸 博  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (50144978)
石村 和敬  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90112185)
篠原 康雄  徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60226157)
塚口 裕康  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (60335792)
キーワードJVS マウス / 低血糖症 / インフルエンザ / カルニチン / OCTN 2 / ミトコンドリア / 長鎖脂肪酸 / Gene Chip
研究概要

ヒトのインフルエンザ脳症は、脂肪酸分解が障害されている患者に多く発症する。しかし、そのメカニズムは不明である。研究代表者が報告したjuvenile visceral steatosis(JVS)マウスは、カルニチン欠損に陥っているので、脂肪酸分解が障害されている。従って、このマウスがインフルエンザに感染すると高率に脳症を引き起すと考えられ、詳細な分析によってインフルエンザ脳症を解明できると考えられた。
そこで、このマウスの基本的性質を明らかにすることにした。
1、JVSマウスにおける死亡の機序解明
JVSマウスは、離乳期(生後3週令)以後に死亡し始め、5週令では90%が死亡した。JVSマウスは高アンモニア血症による脳症で死亡する説があったが、我々の分析では高アンモニア血症は軽度だった。一方、過去に報告した低血糖症について検討したところ、死の直前には血中グルコース濃度が10mg/dl以下になることが判明した。そこでカルニチン強化食を与えたところ、低血糖は回避できた。
2、JVSマウスの遺伝子解析
JVSマウスの心臓のSubtraction及びGene Chip解析を行い、ion channelに関連した遺伝子のdown-regulation、cell cycle progressionに関連したup-regulationが観察された。また、いくつかの未報告遺伝子が見つかり、脳症との関連を解析している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of the Up-and Down-Regulated Genes in the Heart of Juvenile Visceral Steatosis Mice2004

    • 著者名/発表者名
      Midori Suenaga
    • 雑誌名

      Biol.Pharm.Bull. 27(4)

      ページ: 496-503

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi