研究課題/領域番号 |
15591062
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
岡崎 仁昭 自治医科大学, 医学部, 助教授 (40285789)
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研究分担者 |
佐藤 英智 自治医科大学, 医学部, 助手 (60306157)
平田 大介 自治医科大学, 医学部, 講師 (10316523)
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キーワード | アポトーシス / スタチン / Fluvastatin / MRL-lpr / lpr / 全身性エリテマトーデス |
研究概要 |
【方法】既に自己免疫病を発症している生後4か月齢のMRL-lpr/lprマウス計80匹をコントロール(非投与)群、Fluvastatin 10mg/kgと100mg/kg投与群、副腎皮質ステロイド薬(メチルプレドニゾロン)投与群(10mg/kg)の4群に分け、週3回腹腔内投与を施行した。 【結果】投与2か月後ではコントロール群と比較して(1)Fluvastatin 10mg/kgメチルプレドニゾロン投与群とで生存率の上昇が認められたが、Fluvastatin 100mg/kg投与群は早期に死亡した。(2)尿中の蛋白量と潜血反応はFluvastatin 10mg/kg投与群で減少した。(3)経時的な血清Th1/Th2サイトカインをCytometric bead arrayで測定したところ、IFN-γの低下が認められた。 【考察】投与2か月後の結果ではあるが、FluvastatinはMRL-lpr/lprループスマウスに対して治療効果を示し、全身性エリテマトーデスに対する新しい補助的な治療法となりうることが示唆された。
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