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2004 年度 実績報告書

スタチン類のアポトーシス誘導作用を介した免疫抑制作用機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15591062
研究機関自治医科大学

研究代表者

岡崎 仁昭  自治医科大学, 医学部, 助教授 (40285789)

研究分担者 長嶋 孝夫  自治医科大学, 医学部, 助手 (90382861)
キーワードアポトーシス / スタチン / Fluvastatin / MRL-lpr / lpr / 全身性エリテマトーデス
研究概要

【方法】既に自己免疫病を発症している生後4か月齢のMRL-lpr/lprマウス計80匹をコントロール(非投与)群、Fluvastatin 10mg/kgと100mg/kg投与群、副腎皮質ステロイド薬(メチルプレドニゾロン)投与群(10mg/kg)の4群に分け、週3回腹腔内投与を施行した。
【結果】投与4か月後ではコントロール群と比較して(1)メチルプレドニゾロン投与群では生存率の上昇が認められたが、Fluvastatin 100mg/kg投与群は早期に死亡した。Fluvastatin 10mg/kg投与群はコントロール群と同等の生存率を示した。(2)尿中の蛋白量と潜血反応はFluvastatin 10mg/kg投与群で減少した。(3)経時的な血清Th1/Th2サイトカインをCytometric bead arrayで測定したところ、Fluvastatin 10mg/kg投与群はコントロール群と比較してIFN-γの低下が認められた。(4)血清抗dsDNA抗体価はFluvastatin 10mg/kg投与群で上昇傾向を示した。(5)腎臓の病理組織学的検査ではFluvastatin 10mg/kg投与群にはコントロール群と同等なループス腎炎の所見が得られた。
【考察】長期投与の結果では、FluvastatinはMRL-lpr/lprループスマウスに対して、生存率、血清学的所見および腎臓の病理学的所見などから明らかな治療効果を示さなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] スタチンの免疫抑制作用2004

    • 著者名/発表者名
      岡崎仁昭, 長嶋孝夫, 簑田清次
    • 雑誌名

      日本臨床免疫学会誌 第27巻・第6号

      ページ: 357-360

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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