研究課題/領域番号 |
15591077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 善也 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (70241437)
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研究分担者 |
蒔田 芳男 旭川医科大学, 医学部, 助手 (20271778)
向井 徳男 旭川医科大学, 医学部, 助手 (50374799)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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キーワード | 思春期発現 / 遺伝的制御 / SNP / ハプロタイプ / 性ステロイド産生 |
研究概要 |
本研究は思春期発現時期を規定している遺伝的条件を明らかにすることにある。思春期の発現と二次性徴の維持は視床下部-下垂体-性腺系が主要な役割を果たしている。その軸のなかで中心になるのはGonadotropin-releasing hormone (GnRH)、LH/FSH (luteinizing hormone / follicle-stimulating hormone)と性ステロイドであり、それらの分泌様式および産生が思春期を規定していると推測される。研究初年度は患者検体とその臨床情報を収集した。現在までに思春期発現が早発傾向にある小児34名、思春期発現が遅発傾向にある小児22名から、本人と保護者の同意のもとで検体を採取した。さらに正常成人32名を対照として測定検体を準備した。 次にGnRHとLH/FSHをコードする遺伝子、さらに性ステロイド産生に関わる遺伝子群(HSD17B3遺伝子、CYP3A4遺伝子、CYP17遺伝子、CYP1B1遺伝子とCYP1A2遺伝子)を対象にして、SNPデータベース(http://snp.ims.u-tokyo.ac.jp/やhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/SNP/)から検索対象となるSNPを定め、連鎖平衡を表す指標であるr2とD'を算出し、ハプロタイプの構築に適切なSNPを同定した。GnRH遺伝子については3個、LHB遺伝子は3個、FSHB遺伝子は4個、HSD17B3遺伝子は9個、CYP17遺伝子は8個、CYP1B1遺伝子は5個とCYP1A2遺伝子は5個の遺伝子を候補として抽出した。しかしながらCYP3A4遺伝子ではSNP間の相関が高く、連鎖不平衡1が強いために選択が困難であった。 今後、これらを基にして対象群間のハプロタイプ頻度に差があるかを検討し、思春期発来を規定する遺伝的条件を明らかにすることができる。
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