• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

動物実験モデルを用いた小児急性脳脊髄炎に対する神経幹細胞移植療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15591097
研究機関信州大学

研究代表者

市川 元基  信州大学, 医学部, 教授 (60223088)

研究分担者 中山 耕造  信州大学, 医学部, 講師 (70192680)
キーワード神経幹細胞 / 実験的自己免疫性脳脊髄
研究概要

受精後10日目のマウスおよびラットの胎児の頭部組織を採取し、これをトリプシン処理によつて細胞を分散させた。この胎児頭部組織を血清存在下でコートしていない培養皿を用いて5-6時間培養後、浮遊細胞を集めさらにパーコール密度勾配遠心法によって神経幹細胞を集めることができた。またこの細胞は神経幹細胞のマーカーであるネスチンを発現していることを確認した。極めて高濃度の塩基性線維芽細胞増殖因子および上皮細胞増殖因子等の因子を加えた無血清培地を用いて、この神経幹細胞をバクテリア用の培養皿上で完全に浮遊させて培養させ増殖させることに成功した。これらの方法を用いてEnhanced green fluorescence protein (EGFP)遺伝子を導入したマウスおよびラットから神経幹細胞を採取し移植に必要な細胞数を集めることができた。またこの細胞が蛍光顕微鏡下で発色することを確認した。来年度はEGFPマウスから採取した神経幹細胞をExperimenral autoimmune encephalomyelitis (EAE)を誘導したマウスに脳内へ移植あるいは血管内へ注入することによってEAEの臨床症状が改善するかどうかについて検討し、さらに心室からホルマリン緩衝液を還流させて組織を固定し病理組織を採取して、EGFPマウスの神経幹細胞が中枢神経系への生着する可能性について解析する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大井けい子, 玉熊和子, 新道幸恵, 大関信子, 益田早苗, 高橋佳子, 大久保功子, 市川元基, 鈴木泰子: "事例で学ぶ母性看護学"メヂカルフレンド社. 152 (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi