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2003 年度 実績報告書

脳腫瘍及び周囲組織の高分解能拡散テンソル磁気共鳴画像:免疫組織化学標本との比較

研究課題

研究課題/領域番号 15591267
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

井藤 隆太  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80263052)

研究分担者 中洲 敏  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00135477)
キーワード脳腫瘍 / 磁気共鳴画像法 / 病理組織 / 拡散テンソル磁気共鳴画像法
研究概要

脳の拡散テンソル磁気共鳴(MR)画像法によって得られるパラメーターの一つである異方性(組織内の水分子の拡散に一定の方向性が認められるもの)の指標をもちい、脳腫瘍性病変と神経束をはじめとした腫瘍周囲の微細構造との関連を高分解能拡散テンソルMR vectorマップを作成し、これを免疫組織化学標本と比較検討することでvectorマップの示す構造が組織学的にどのような構造に起因しているかを明らかするとともに、この指標が示す周囲構造と腫瘍の悪性度との関係についても解析することを目的とした本研究の1年目の準備として以下のことを行った。
(1)2T実験用MRI装置(OMEGA)を使用したヒト脳腫瘍組織標本高分解能拡散テンソルMR画像撮像のために14mm径×10mm長のコイルを作成した。このコイルを使用し3D Spin-Echo法を用いてFOV12×12mm、7mm厚で撮像matrix 256×128×32、画像再構成matrixで256×256×64、繰り返し時間900msec、エコー時間50msec、8回加算で、拡散検出傾斜磁場を磁場強度8G/cm、傾斜磁場パルス印加時間15msec、傾斜磁場印加間隔17.1msecで(1,0,1),(-1,0,1),(0,1,1),(0,1,-1),(1,1,0),(-1,1,0)の6方向に付加しテスト用rat脳摘出標本の高分解能拡散テンソルMR画像を撮像した。
(2)vectorマップ作成及び表示用プログラムをプログラム開発用ツールIDLを用いて作成した。
(3)平成16年度に使用するENU(N-ethyl-N-nitrosourea)誘発gliomaモデルラット作成のため、妊娠15、16、17日目のFisher Ratに50mg/kgのENUを腹腔内投与し23匹のENU処置ラットを得た。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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