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2004 年度 実績報告書

サイバーナイフによる体幹部放射線治療における新しい呼吸同期照射法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15591284
研究機関九州大学

研究代表者

中村 和正  九州大学, 大学病院, 助手 (20284507)

研究分担者 塩山 善之  九州大学, 大学病院, 助手 (10323304)
佐々木 智成  九州大学, 大学病院, 医員
大賀 才路  九州大学, 大学病院, 医員
キーワードサイバーナイフ / 呼吸同期法 / 放射線治療 / 体幹部定位放射線照射
研究概要

サイバーナイフにて呼吸同期照射を行うには、動くターゲットを追尾する方法があるが、精度検証が困難とされている。もうひとつの方法として、患者に自発的に息止めをしてもらい、その間に照射する息止め照射法があるが、息止めの状態は患者自身にまかせられており、正確にモニタする簡易的な方法は少なかった。
そこで、我々は、サイバーナイフおよび通常のリニアックでも使用可能な、安価な簡易型呼吸同期補助装置を作成し、息止め法での精度を検証した。
1.平成15年度に、class II可視光半導体レーザーおよび受光板よりなる簡易型呼吸同期補助装置を開発した。平成16年度には、光源部のレーザー発生装置を現行の径20X長さ50mmより、径10x長さ20mm程度の小型のものに改良した。また、受光部の形状を圧迫感のないものに改良した。
2.同時に、本呼吸同期装置の精度検証のための画像処理システムを構築した。画像処理システムとして、キーエンス社製高精度画像処理システムXV-1000を用いた。XV-1000は、30万画素のCCDカメラを備え、任意の像を認識し、その位置等を正確に検出できる。本研究においては、腹壁上に設置した目印の形状をXV-1000のCCDカメラにて認識させ、腹壁の動きを計測するプログラムを開発した。まず、XV-1000の位置検出精度は0.02mm程度であることを確認し、XV-1000が腹壁の動きを0.1mm以下の精度で検出できることを確認した。
3.現在、上記1,2で完成させた呼吸同期装置およびその検証システムを用いて、ボランティアにて有用性を検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 肺がん放射線治療における吸気呼吸同期照射の開発と評価に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      塩山善之他
    • 雑誌名

      インナービジョン 19(7)

      ページ: 15-16

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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