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2003 年度 実績報告書

18F-フルオロチミジン(FLT)-PETを用いた頭頚部腫瘍に対する放射線治療の効果判定

研究課題

研究課題/領域番号 15591318
研究機関(財)先端医療振興財団

研究代表者

坂本 攝  財団法人先端医療振興財団, 映像医療研究部, 主任研究員 (40344402)

研究分担者 千田 道雄  財団法人先端医療振興財団, 映像医療研究部, 部長 (00216558)
河嶋 秀和  財団法人先端医療振興財団, 映像医療研究部, 研究員 (70359438)
中本 裕士  財団法人先端医療振興財団, 映像医療研究部, 主任研究員 (20360844)
キーワード頭頚部腫瘍 / 放射線治療 / 非浸襲性 / PET / F18-フルオロチミジン / F18-FDG
研究概要

頭頚部腫瘍に対しての放射線治療に対し、PETとF18-フルオロチミジンを用いて評価を行うために、F18-フルオロチミジンの合成方法を検討した。複数存在するF18-フルオロチミジン合成法の中で、Martinらの方法が最も合成収率が高く、安定的に合成できることを確認した(Martin SJ et al.,Nuclear Medicine and Biology 29 283-273,2002)。^<18>F-水溶液を原料として合成するものであるが、この合成方法を遠隔操作にて行うためのF18標識化合物合成装置を導入し、合成の各反応の至適条件や具体的手技を検討し、次年度に行う患者に対するFLT-PETの準備を行った。
また現在施行可能なFDG-PETを単独で用い粒子線治療の前後で比較を行っている。機能画像であるPETは、形態画像に比して解剖学的な情報に乏しいという欠点を持つ。正常構造や炎症へのPET薬剤の集積により正確な評価が困難となることがあるため、読影・評価には形態画像との対比が必要である。特に治療による腫瘍の縮小に伴い、形状が大きく変化することが影響し、評価を困難にすることがある。そこで今回導入した画像解析用ソフトウェア上で、PETをMRIやCTと重ね合わせ画像を作成し、画像の評価に活用することで、正しく治療効果を評価することができることが期待され、まずFDG-PETにおいて画像の融合を施行し、FLT-PETを追加しての評価に備えた。
治療前後の複数回のPET検査のために被検者が来院し、正しく検査を行うには、絶食を含めいくつかの注意が必要である。このために兵庫県立粒子線医療センター、神戸大学、兵庫県立成人病センターなど多くの近隣の医療機関と連携を深め、準備を行った。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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