研究概要 |
【実験1】 Wistar系雄性ラットをペントバルビタールで麻酔後、以下の群に分けて肝組織を採集し、ATP測定および組織標本を作成した。各群n=3,心停止前にヘパリン化を行った。 1-I Heart-Beating。1-II 心停止後5分間の温阻血。1-III 心停止後10分間の温阻血。 1-IV 心停止後30分間の温阻血。1-V 心停止後60分間の温阻血。 この結果より、心停止後温阻血時間を30分間と設定し、以下の2つの実験を施行した 【実験2】 ラットを麻酔下に開腹し門脈にカニュレーションした後、心停止,温阻血負荷を加え肝摘出。 摘出肝を門脈より灌流し、灌流保存液UW-Gluconate液,門脈灌流圧3cmH_2O,保存時間2時間の条件のもと、以下の群に分けて実験を行った。各群(n=5)ともに保存液内AST, ALT, LDH,ヒアルロン酸,組織ATPを測定し、組織学的検討を行った。 2-I 灌流保存液4℃。2-II 灌流保存液8℃。2-III 灌流保存液20℃。2-IV 灌流保存液40℃。
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