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2003 年度 実績報告書

LAMP法遺伝子増幅を用いた術中迅速胃癌リンパ節転移診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15591377
研究機関千葉大学

研究代表者

林 秀樹  千葉大学, フロンティアメディカル工学研究開発センター, 助教授 (20312960)

研究分担者 島田 英昭  千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (20292691)
軍司 祥雄  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (60241957)
落合 武徳  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80114255)
関 直彦  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50345013)
キーワード胃癌 / 微小転移診断 / センチネルリンパ節生検 / LAMP法遺伝子増幅 / cDNAマイクロアレイ
研究概要

リンパ節転移関連遺伝子の検索に関しては、20例の胃癌患者より得られた手術標本を独自のcDNAマイクロアレイによりスクリーニングを行い、クラスタリングによりリンパ節転移の有無と高い相関を示す7つの遺伝子を同定した。新たに得られた20例の胃癌患者より得られた手術標本を用い、これらの遺伝子発現の増大・減弱をRT-PCRを用いて検索し、最終的なリンパ節転移予測の精度評価を行っている。
胃癌の微小転移に対するLAMP法遺伝子増幅法の開発に関しては、MKN1、MKN28、MKN45、KATOIII等の培養細胞を用い、サイトケラチン18、サイトケラチン19、サイトケラチン20、CEA、hTRT、MUC-1遺伝子をターゲットとし、従来法PCR、Lightcyclerを用いた定量的PCR、LAM法遺伝子増幅のそれぞれに対するプライマーを作成、癌細胞検出の感度の比較を行った。この結果、LAMP法遺伝子増幅とLightcyclerを用いた定量的PC法で同程度の癌細胞検出感度が得られた。
また、同様のプライマーを用いて実際の転移リンパ節より得られたmRNAを用い、転移検出精度の比較を行ったが、HE染色、PCR法、LAMP法遺伝子増幅の3者による判定で完全な一致は見られなかった。これは、用いたプライマーや遺伝子増幅法の癌細胞検出特異度の問題や、微小転移巣の分布のばらつき(染色標本切片には転移巣が含まれるものの遺伝子増幅に用いたリンパ節部分には転移巣が含まれないなど)の問題などが関係していると考えられた。このため、転移リンパ節の全スライス切片を用いて、免疫染色および上記2者の遺伝子増幅法による微小転移検出精度の比較を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林 秀樹, 落合武徳: "Sentinel lymph node navigation surgery-センチネルリンパ節:現況と将来-手術への応用 胃癌"Current Therapy. 21・7. 31-35 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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