研究課題/領域番号 |
15591470
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
河野 洋三 大分大学, 医学部, 助手 (70359793)
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研究分担者 |
和田 洋巳 京都大学, 医学部, 教授 (90167205)
川原 克信 大分大学, 医学部, 教授 (80152990)
田中 文啓 京都大学, 医学部, 講師 (10283673)
三浦 隆 大分大学, 医学部, 講師 (70295179)
池中 一裕 国立岡崎共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (00144527)
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キーワード | 腫瘍特異抗原 / MAGE / 肺癌 |
研究概要 |
1.以前クローニングした腫瘍特異抗原MAGE family新規遺伝子MAGE-E1の、肺癌の診断治療におけるバイオマーカーとしての有用性を探るべく、術前治療歴のない180例の非小細胞肺癌切除症例のパラフィン包埋切片を対象に、免疫組織染色を用いた検討を行った。 2.昨年度の検討にて術後生命予後とその発現レベルの間に相関は認めなかったが、MAGE-E1高発現群において、低発現群に比しproliferative indexの平均値やp53の異常発現比率が高値であった。 3.腫瘍増殖関連因子としてVEGF-C, VEGFR-3発現との相関を検討したが、VEGF-C高発現群はMAGE-E1強陽性群により高率であった。 4.更にCD34の免疫染色およびlymphatic vessel density (LVD),microvessel density (MVD)の算出を行ったが、その発現はMVDとの間に正の相関を示した。
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