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2004 年度 実績報告書

心拍動下冠動脈バイパス術における吻合時の冠動脈末梢に対する至適冠灌流様式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15591483
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

夜久 均  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (50295648)

キーワード心拍動下冠動脈バイパス術 / 冠灌流 / 局所心機能 / 局所心筋壁張力 / 局所面積
研究概要

15年度の研究からの、当初の計画であったイヌを用いた実験では、対象が小さすぎ心機能のような生理機能評価は不適と考え、16年度は局所心機能測定系の確立のため、より大きな心臓を持つブタを使って左室容積の算出、左室自由壁上の関心領域の面積計算を試みた。左心室にbase-apex、antero-posterior 3方向、3対の超音波クリスタルを植え込み、3つのdimmensionからSimpsonの式により、左室容積の算出を試みた。超音波クリスタルの信号の受信状況も概ね良好であり、computerによりon-lineにて左室容積の計測が可能であることを確認した。また関心領域の面積計算のために、左室前壁に直交する2対のクリスタルを植え、信号の受信状況は良好であった。これらの信号から得られた数値から、局所心筋壁張力-面積関係をoff-lineにて座標上に描くソフトを現在も引き続き開発中である。ただブタの心臓は虚血に著しく弱く、左前下行枝の剥離操作、冠動脈へのカニューレーション、短時間の虚血にて心室性不整脈が容易に起こりやすく、特に虚血時のデータを取ることは困難であった。来年度は最終年度になるが、麻酔方法に工夫を加え、現在使用している心機能抑制の強いPentobarbitalからより心機能抑制の弱いPropofolに代え、またlidocaine等の抗不整脈薬等を使用しながら実験系を確立し、当初の実験目的の遂行を果たす。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 冠動脈バイパス術の最近の進歩2005

    • 著者名/発表者名
      土井 潔, 夜久 均
    • 雑誌名

      京府医大誌 114・2

      ページ: 75-88

  • [雑誌論文] 次世代CABGにおけるグラフトの選択-橈骨動脈グラフトの位置付け-2004

    • 著者名/発表者名
      土井 潔, 夜久 均
    • 雑誌名

      冠疾患誌 55・2

      ページ: 187-188

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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