研究分担者 |
遠藤 俊輔 自治医科大学, 医学部, 講師 (10245037)
小林 英司 自治医科大学, 医学部, 教授 (00245044)
蘇原 泰則 自治医科大学, 医学部, 教授 (60114097)
菅 理晴 国立循環器病センター研究所, 実験治療開発部・移植免疫研究室, 室長 (80265397)
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研究概要 |
緑色蛍光蛋白遺伝子導入ラットにおいて麻酔下に肺微小循環を蛍光顕微鏡下に観察、肺循環の毛細血管における白血球の通過を可視化した。これを高感度蛍光観察用CCDにて記録PCにて解析し,白血球の毛細血管通過時間および毛細血管における集積、細静脈における白血球動態を評価するモデルを確立した。このラットにエンドトキシンを静注し、肺循環においては、細静脈に白血球の集積がおこる体循環とは異なり、毛細血管に白血球が毛細血管に集積することを、標識による修飾の加わらない状態での白血球の動態をリアルタイムで観察することにより、証明した。現在このモデルにおいて白血球のcGMP濃度をNOのドナーであるSNAP等を用い、cAMP濃度はcAMP合成を促進するプロスタグランディン12及びcAMP分解を抑制するphosphodiesterase type4阻害薬を用い、増加させ白血球の集積への影響を評価中である。 また、Current Pharmaceutical Design誌から依頼を受け、白血球の肺循環での動態及び集積のメカニズム、そしてcGMP・cAMPの肺循環での白血球動態への影響のReviewを報告した。(Modulation of PMN-Endothelial Cells Interactions by Cyclic Nucleotides. Yukio Sato, Current Pharmaceutical Design, 10 163-170, 2004)
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