研究課題/領域番号 |
15591515
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田中 雄一郎 信州大学, 医学部, 助教授 (70192177)
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研究分担者 |
本郷 一博 信州大学, 医学部, 教授 (00135154)
多田 剛 信州大学, 医学部, 助教授 (00236530)
柿澤 幸成 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (50359733)
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キーワード | ロボティク・サージャリー / コンピュータ / 脳動脈瘤 / シュミレーション / 流体力学 |
研究概要 |
より精緻な中枢神経系の外科的治療法を完成させるには、ロボティク・サージャリーの実用化が強く求められる。しかし頭蓋内疾患は、硬い頭蓋骨に囲まれた半閉鎖空間に存在し、解剖構造が複雑で、最も高度な精密さが求められる。そのような理由でロボティク・サージャリーはいまだ実用化に至っていない。その実現の第一歩として、病変部への外科的アプローチ経路や手術手技をコンピュータ解析のために数値化することが必要になる。そこで、超高倍率下のロボティク・サージャリーをより安全で精密に行う上で欠かせない情報を得ることを研究の目的とした。 血管障害としては代表的な脳動脈瘤の手術アプローチの角度を測定した。クリッピングを施行した場合の脳血管の変位を数値化した。頭蓋底病変への代表的な進入経路として経鼻的アプローチを選んだ。特に鞍結節部と視神経交叉との関係を数値化した。頭蓋内腫瘍としては、最も摘出術に技量を求められる腫瘍として頭蓋咽頭腫と聴神経腫瘍を対象にした臨床的解析を加えロボティク・サージャリーが果たせる役割に関して考察を加えた。
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