• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

DAIMとTensor MRIによるてんかん焦点の画像化の開発と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 15591554
研究機関明治鍼灸大学

研究代表者

梅田 雅宏  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (60223608)

研究分担者 青木 伊知男  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助手 (10319519)
田中 忠蔵  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (80163541)
キーワードMRI / 拡散テンソル / マンガン造影 / てんかん / 脳波同時拡散強調画像
研究概要

Mn^<2+>イオンがMRI造影剤として働き、さらに生体内でCaイオンとほぼ同じイオンフラックスとして扱える脳賦活マンガン造影法(AIM MRI)の撮影システムの作成に関しては、本年度は以下のような形で予備実験および改良を行い、一定の成果を得た。1)カイニン酸を使用した動物モデルを作成し、投与量と予後、behaviorの変化を観察した。その結果、動物モデルに関して、安定的な供給が可能となった。2)AIM MRIにおいて脳血液関門を開いた後に生じる脳浮腫を防止するために、脳圧のコントロールを手法として取り入れた。その結果、脳浮腫により生じる病的な脳賦活反応を防止することに成功した。3)てんかん誘発実験を行うために必要な麻酔深度に関して、ハロセン、イソフルレン、プロポフォールなど各種麻酔薬を用いた実験を行った。その結果、本実験を行う上では、高濃度のプロポフォール、低深度のイソフルレン、またはαクロラロースの持続投与が適切であることが判明した。
臨床システムにおけるシーケンスの最適化においては、白質の拡散異方性をより正確に評価するために、位相画像、T2*画像を用いた分解能の評価を行い、さらにTEの短縮、サンプリング速度、スライス厚の最適化を行い、感度を向上を計った。Fractional Anisotropyを用いて定量的検討の可能性を確認した。本研究の目的である脳波に同期した拡散強調画像を作成するために、脳波からの信号を観測して、棘波をトリガーにして画像測定を開始しなければならない。このため、被験者をMRI装置に設定した状態で、脳波を観測する必要があり、本年度は脳波の測定をおこない、シールドルームを超えて脳波の測定に成功した。測定中は脳波にノイズが入るのでこれを次年度改良すると共に、棘波信号をトリガーにするために、脳波を解析しMRI測定を始動させる方法を検討する予定である。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2014-08-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi