研究課題/領域番号 |
15591666
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
土田 英昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20155394)
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研究分担者 |
白塚 秀之 金沢医科大学, 医学部, 助手 (00329385)
関 純彦 金沢医科大学, 医学部, 講師 (50315503)
上田 善道 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50271375)
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キーワード | スナネズミ / 海馬 / アポトーシス / 熱ショック蛋白90 |
研究概要 |
1.スナネズミ一過性前脳虚血モデルの作成 吸入麻酔下に雄性スナネズミの頸部正中を切開し、両側総頸動脈を5分間遮断した(虚血群)。虚血再灌流24〜120時間後に断頭し、海馬標本を作成した。対照として麻酔・手術のみを行い、虚血操作をしない偽手術群を設けた。 2.アポトーシス関連遺伝子の検索 cDNAマクロアレイ法により、虚血前後で発現の変化する遺伝子の解析を行った結果、HSP90遺伝子を含む約10種の遺伝子群が選別された。HSP90遺伝子は虚血後、約3倍に発現が亢進した。 3.同定したHSP90のmRNAの確認 異なる2種類のプライマーを用いたReverse transcription-Polymerase chain reaction (RT-PCR)法により、マクロアレイ法で同定したHSP90のメッセージレベルでの発現を海馬領域で検出した。 4.HSP90の発現量、発現部位の検索 Western blot法を用い、偽手術群ならびに虚血群の海馬領域での経時的な蛋白発現量を測定したところ、海馬においてHSP90蛋白は偽手術群にも観察されたが、虚血後に発現が亢進し、虚血再灌流後24-48時間で最大となることがわかった。 5.免疫染色によるHSP90発現の検出 免疫組織化学を用いた解析では、海馬錐体細胞の細胞質におけるHSP90蛋白の局在が観察された。一過性脳虚血により海馬錐体細胞全体でのHSP90の発現は方進するが、CA1部ではCA2-3領域に比べ弱い傾向を示した。
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