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2005 年度 実績報告書

スナネズミ海馬錐体細胞における遅発性神経細胞死とストレス蛋白質の関与

研究課題

研究課題/領域番号 15591666
研究機関金沢医科大学

研究代表者

土田 英昭  金沢医科大学, 医学部, 教授 (20155394)

研究分担者 上田 善通  金沢医科大学, 医学部, 教授 (50271375)
関 純彦  金沢医科大学, 医学部, 助教授 (50315503)
柳川 慎平  金沢医科大学, 医学部, 助手 (60329399)
キーワードスナネズミ / 海馬 / アポトーシス / 熱ショックタンパク90
研究概要

1.スナネズミ一過性前脳虚血モデルの作成
吸入麻酔下に雄性スナネズミの頸部正中を切開し、両側総頸動脈を5分間遮断することにより虚血を作成した。
2.強制的HSP発現亢進の影響
HSPの発現促進剤であるgeranylgeranylacetone(GGA)を腹腔内投与し、海馬錐体細胞内にHSP90の発現を亢進させることが、一過性脳虚血後の海馬錐体細胞の遅発性神経細胞死にどのような影響を及ぼすかを検討した。その結果、GGAは海馬残存神経細胞数を有意に増加することが分かった。
3.吸入麻酔薬の影響
揮発性吸入麻酔薬は心筋細胞においてプレコンディショニング(麻酔プレコンディショニング)作用があり、虚血による心筋細胞障害を軽減するとされている。そこで、現在日本で最も使用頻度の多いセボフルランを一過性前脳虚血負荷前、数日間にわたって毎日1時間ずつ吸入させ、これが遅発性神経細胞死に及ぼす影響を検討した。その結果、セボフルランの虚血前吸入は海馬残存細胞数を有意に増加するときと、影響を与えないときがあった。この結果に関しては、今後の詳細な検討が必要であると考えられた。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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