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2003 年度 実績報告書

Activinの、前立腺および腎での細胞増殖・分化・癌化における役割

研究課題

研究課題/領域番号 15591673
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

藤井 靖久  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70282754)

研究分担者 木原 和徳  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40161541)
増田 均  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (60323680)
川上 理  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (80313261)
キーワードactivin / prostate / PSA / prostate cancer / LNCaP
研究概要

1.Activin Aの,ヒト前立腺癌細胞LnCap, DU145,PC-3の増殖に対する効果.
Activin Aの,上記3種類のヒト前立腺癌細胞の細胞増殖に対する効果を,Direct cell count法,およびMTS assay法にて調べた.Activin Aは,用量依存的にLNCaPの細胞増殖を抑制し,50ng/ml以上の濃度では増殖を完全に阻害した.一方,他の2種類の細胞に対しては,増殖に影響を認めなかった.
2.Activin AのPSA産生に対する効果.
LNCaP細胞を使用し,activin AのPSA産出に対する効果を,mRNA(Quantitative real-time RT-PCR)およびタンパク(培養上清中のPSAを測定)レベルで調べた.Activin Aは,mRNAおよびタンパクレベルにおいて,用量依存的にPSA産生を増加させた.
3.Activin Aの作用はARを介していないこと.
DHTは,アンドロゲンレセプター(AR)を介して,LNCaPの細胞増殖やPSA産生を増加させることが知られている.また他の増殖因子やサイトカイン(例えば,インターフェロン6)にも同様の効果があり,これはARを介していることがわかっている.今回,われわれは,ActivinのLNCaPに対する効果がARを介していないことを明らかにした.
4.Activin AとDHTのPSA産生に対する相互作用
Activin AとDHTのLNCaP細胞におけるPSA産生に対する相互作用を調べた結果,相加・相乗作用が、あることが判明した.これはactivinの作用がARを介していないということと合致するものである.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fujii Y, Kawakami S, Okada Y, Kageyama Y, Kihara K: "Regulation of prostate specific antigen (PSA) by activin A in ptostate cancer LNCaP cells."American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism. (in press). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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