研究概要 |
本研究は、高密度焦点式超音波(HIFU : high-intensity focused ultrasound)療法の臨床効果について検討するとともにHIFU治療前後の前立腺針生検標本におけるアポトーシス抗体と熱ショック蛋白(HSP70)を免疫組織学的検討、予後判定因子として治療前後における血中浮遊細胞中のprostate specific antigen(PSA)とprostate specific membrane antigen(PSMA)遺伝子をRT-PCR法を用いて同定することを目的としている。 現在、高密度焦点式超音波(HIFU : high-intensity focused ultrasound)療法施行例は400例に達している。術後1〜3ヶ月毎に血清PSA測定とともに前立腺生検による病理組織学的変化について検討し、随時結果を報告している。さらに施行前後のquality of life(QOL),経直腸コイルを用いたMRIの変化などについても検討中である。また、免疫組織学的検討ややRT-PCR法を用いてのPSA, PSMA RNA解析施行中である。
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