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2003 年度 実績報告書

SERMによるエストロゲン受容体と転写共役因子間のクロストーク

研究課題

研究課題/領域番号 15591726
研究機関山形大学

研究代表者

高橋 俊文  山形大学, 医学部, 助手 (20302292)

研究分担者 五十嵐 秀樹  山形大学, 医学部, 助手 (80333970)
高橋 一広  山形大学, 医学部, 助手 (20292427)
倉智 博久  山形大学, 医学部, 教授 (40153366)
小島原 敬信  山形大学, 医学部, 助手 (20344806)
キーワードエストロゲン / 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM) / GFP / FRET
研究概要

今回の研究は、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)の臓器特異性を転写共役因子との相互作用の観点からFRET解析を行い明らかにすることを目的とした。今年度は、ERα融合GFPタンパク質の作成を行い、GFP-ERαの局在および機能について解析を行った。GFP-ERαのキメラコンストラクトを作成後、ERαを持たないCOS-7 cellへlipofection法を用いて遺伝子導入し、蛍光顕微鏡を用いて細胞内の局在を観察した。GFP-ERαは核内に発現が認められた。次にエストロゲン応答性をみるためにCOS-7 cellに遺伝子導入後luciferase法を用いERE-tkのプロモーターアッセイを行った。コントロールと比較して約8倍の活性比が認められた。さらに、ligand投与によるGFP-ERαの核内分布の変化を共焦点レーザー顕微鏡にて観察した。Ligandはエストロゲン及びSERMであるタモキシフェン、ラロキシフェンを用いた。これまでの報告同様、エストロゲン、タモキシフェン、ラロキシフェン投与後10分以内にGFP-ERαの核内分布は顆粒状に変化した。以上より、今回作成したGFP-ERα融合タンパク質は機能的にERαと同様の性質を有していることがわかった。また、AF-2ドメインの欠失したERαを用いて、GFP-mtERαのキメラコンストラクトを作成し、GFP-ERαと同様に細胞内局在、ERE-tkのプロモーターアッセイ、ligandに対する核内分布の変化を観察した。AF-2ドメインを欠失したGFP-mtERαはエストロゲン、SERMに対する応答性は観察されなかった。次年度は、転写共役因子融合GFPタンパク質を作成し、今年度作成したGFP-ERαとの相互作用についてFRET解析を行う予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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