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2003 年度 実績報告書

プロテオミクスによる糖尿病黄斑浮腫の病因解明と治療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 15591853
研究機関大阪大学

研究代表者

瓶井 資弘  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40281125)

研究分担者 五味 文  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80335364)
大路 正人  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90252650)
田野 保雄  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80093433)
生野 恭司  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50294096)
キーワード糖尿病黄斑浮腫 / 硝子体 / プロテオーム解析 / 二次元電気泳動 / 質量分析
研究概要

糖尿病黄斑浮腫の発症に関与する分子を蛋白質レベルで網羅的に明らかにするため、文書による同意の得られた糖尿病黄斑浮腫症例に対し、硝子体手術時に黄斑近傍の局所硝子体を採取し、硝子体プロテオーム解析を行なった。
chemical mediatorが蓄積していると推測される黄斑部網膜の直上で一定量(約0.5ml)の硝子体液採取をおこなった。16眼から検体を採取することができた。各検体につき、蛋白濃度の測定をおこなったところ、1435.8±337.5μg/mlであった。これは、対照とした黄斑浮腫を有さない前増殖糖尿病網膜症の966.7±216.8μg/mlよりも有意に上昇していた(p=0.05)。蛋白量が15μgとなるようにサンプルを調整し、二次元電気泳動により分離した。SYPRO Ruby染色によりプロテオームの可視化をおこなったところ、pH4?7、分子量15?200kDaの範囲に200以上のスポット認められた。そのうち明瞭なもののみ検出すると、糖尿病黄浮腫群からは72個のスポットが、対照群からは64個のスポットが得られた。ゲル上で対照群との比較し、黄斑浮腫検体に特異的に発現しているスポット、著しい発現の増減がみられるスポットの検出を試みた。PD-Quest (BIO-RAD)で2倍以上の吸光度差がでたものを検出すると、8個は糖尿病黄斑浮腫群で有意に上昇し、1個は減少していた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ikuno Y, Sayanagi K, Oshima T, Gomi F, Kusaka S, Kamei M, Ohji M, Fujikado T: "Optical coherence tomographic findings of macular holes and retinal detachment after vitrectomy in highly myopic eyes"Am J Ophthalmol.. 136・3. 477-481 (2003)

  • [文献書誌] 瓶井 資弘: "シリコンオイルの功罪"日本眼科学会雑誌. 107・8. 423-424 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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