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2003 年度 実績報告書

在宅歯科エックス線撮影におけるデジタル撮影システムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 15592009
研究機関愛知学院大学

研究代表者

岡野 恒一  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30097555)

研究分担者 泉 雅浩  愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (40212956)
内藤 宗孝  愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (20167539)
有地 榮一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00150459)
後藤 真一  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (30319206)
有地 淑子  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60232063)
キーワード在宅 / 歯科X線撮影 / 撮影補助具 / デジタル撮影 / 障害老人 / 失敗 / 意思疎通
研究概要

我々、在宅X線撮影チームは歯科用標準型X線フィルムをもちいて寝たきり老人の撮影をおこなってきたが、撮影したフィルムは現場から診療所に持ち帰って現像していた。フィルム感度と撮影時間の問題や現像条件の不良のためにX線写真が診療に使用できない場合もあった。さらに健常者と異なり撮影ポジショニングに熟練を要した。今回、これらの問題を解決し,フィルム現像の煩わしさを解消するため、CCDセンサー型デジタルシステムを取り入れた。センサーの保持には意思疎通が困難だったり、指がふるえて患者自信がフィルムの保持が不可能な場合が多いことから、付属のインジケータを使用したが、患者に咬んでもらったとき、口蓋にあたり障害老人には使用できないケースが多かった。そこで、CCDセンサーをインジケータに固定し、さらに撮影補助者を必要とせず、撮影者が一人で撮影できる様に照射筒にインジケータを取り付ける補助具を考案した.この補助具を使用して簡易平行法で撮影したところ、ほとんどの患者で撮影が可能になり、コーンカットや位置不良、伸びた写真などがない良好な写真を得ることができた。システムの良い点は現像処理がいらなく、数秒で写真の確認ができ、撮影時間も大幅に短縮(被曝量の低減)が可能、画像を電子メールで送付できる等であったが、欠点として、センサーのサイズが小さく歯冠または根尖が欠けたり、センサーが厚いため挿入しにくい、センサーのケーブルが邪魔になる等を感じた。
以上の欠点をクリアーするのが今後の課題となった。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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