研究概要 |
平成16年度は下記のように研究を遂行した. 1.平成16年6月17日から19日までオランダのマーストリヒト市で開催された第6回国際顎顔面補綴リハビリテーション学会に参加し,欧米の顎顔面補綴領域の研究者や専門家たちと顎補綴患者の発音・嚥下機能回復の評価法について討論ならびに意見交換を行った. 2.平成16年8月26日,27日に福岡市で開催された第21回日本顎顔面補綴学会学術大会に参加し,上顎洞の開洞術を施行された患者に栓塞子を製作した症例について口頭発表した.その際,平成15年ぢに製作した微小圧測定装置を用いて製作した栓塞子により発音機能回復ができているか「息漏れ」による開鼻声の程度を評価した. 3.現在経過観察中の顎補綴患者については各種の検査を行い,どのような検査が製作した顎補綴装置による機能回復に役立っているかの評価するためにデータを集積し,順次解析を行った. 4.2.で述べた研究に関する論文発表のための準備を行った. 5.平成17年6月に開催が予定されている第22回日本顎顔面補綴学会において本研究の成果を発表するための準備を行った. 6.被験者である患者様には研究の趣旨を説明し,同意を得て,また患者様のプライバシーは厳守して研究を遂行した.
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