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2004 年度 実績報告書

医療用オゾン化オイル製造装置の試作および検討

研究課題

研究課題/領域番号 15592062
研究機関明海大学

研究代表者

新井 浩一  明海大学, 歯学部, 助教授 (90049396)

キーワードオゾン化オイル製造装置 / オリーブオイル / オゾニド化 / 冷陰極真空紫外線放電管 / エキシマガス / 無水銀 / オゾン / 長寿命化
研究概要

本研究の目的は,高効率でリサイクルが可能な試作した水銀を使用しないエキシマガスの超小型冷陰極真空紫外線放電管を長寿命化すると共に数時間で医療用オゾン化オイルを製造できる装置を試作し,実用化することである。
そこで,本年度は水銀を使用しないエキシマガスの超小型冷陰極真空紫外線放電管(エキシマランプ)を開発する目的で,紫外線を透過する石英ガラス管を使用し,電極部と陽光柱放電部とにノズル状の通路を設けて分離し,管内部に電極を持つ放電管を設計し,He, Ar, Ne-10%Kr, Ar-5%Xe, He-5%SF_6,Ar-5%SF_6,He-5%CH_3Br, Ar-5%HCl,Ar-5%HBr, Ar-5%H_2などの単独ガスおよび混合ガスを使用して,排気台上でさらに複数を混合し,填入したエキシマランプを検討した結果、次のことが分かった。
1.ArXeにHCl, HBrを混合することで308nmを安定に発光できる。
2.Ar-Xe-Ne-Kr-HCl-HBrを混合すれば,308nmを強く発光し,オゾンを発生させると共に,殺菌線,蛍光灯用紫外線をも同時に発光させることができる。
3.ArにSF_6を混合することでオゾンを発生させることができ,ArFの193nmの発光がある程度可能であることが推測できる。これにNeKrを混合させることで,ArSF_6の放電の不安定性を軽減させることが可能である。
4.Ar-Xe-Ne-KrにSF_6を混合しなくてもHCl, HBrを混合することでオゾンの発生が起こる。すなわち,オゾンを発生させる紫外線(ArCl, ArBrあるいはKrClなど)が発光している。
5.HCl, HBrなどのハロゲン化合物を混合することでランプを長寿命化できる。
一方,試作した医療用オゾン化オイル製造装置でオゾン化オリーブオイルを合成できることが分かったが、合成にまだ長時間かかる。数時間で合成できるように装置を改良中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 水銀を使用しない超小型冷陰極真空紫外線放電管の開発2004

    • 著者名/発表者名
      新井浩一, 渡辺 聰, 秋久俊博
    • 雑誌名

      日本医用歯科機器学会誌 9

      ページ: 52-54

  • [雑誌論文] パソコンの情報漏洩防止のためのセキュリティシステム2004

    • 著者名/発表者名
      新井浩一
    • 雑誌名

      歯科材料・器械 23・2

      ページ: 115

  • [雑誌論文] 水道蛇口取付型オゾン滅菌器の開発2004

    • 著者名/発表者名
      新井浩一
    • 雑誌名

      歯科材料・器械 23・2

      ページ: 182

  • [雑誌論文] 院内感染予防のためのオゾン殺菌システムの開発2004

    • 著者名/発表者名
      新井浩一
    • 雑誌名

      歯科材料・器械 23・4

      ページ: 397

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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