研究課題
基盤研究(C)
1.MGMTアンチセンスオリゴ導入によるMGMT阻害作用の確認MGMT高発現細胞株に対し、15年度に作製したMGMT阻害アンチセンスオリゴを導入し、western blottingによりMGMT発現抑制条件を検討した。アンチセンスオリゴ導入後、MGMTタンパク発現は全ての株で低下していた。しかし、control oligoの導入によってもMGMTタンパク発現の低下を認め、また、細胞毒性も強い為、臨床応用には不適当として中止し、MGMT阻害剤である06-benzylguanineを用いたMGMT阻害作用について検討した。2.MGMT阻害剤06-benzylguanineを用いたMGMT抑制による薬剤感受性への影響の検討臨床上頻用される抗癌剤5-FUもしくはcisplatinと、06-benzylguanineを口腔癌細胞株に対し、併用投与し、各薬剤への感受性への影響をMTT assayによって検討した。その結果、5-FU、cisplatinに対する感受性の著明な上昇を認めた。さらに、06-benzylguanine単独投与では、アンチセンスオリゴ導入時に認められたような細胞毒性も見られないことから、臨床にも応用できる併用プロトコールである可能性が高い。現在、各5-FU、cisplatinと06-benzylguanineとの併用効果について論文作製し、投稿中である。
すべて 2004 2003 その他
すべて 雑誌論文 (9件) 図書 (1件)
Biotechniques 36・5
ページ: 846-850, 852, 854
Oncology Reports 12・2
ページ: 339-345
Biotechniques 36-5
Oncology Reports 12-2
岡山歯学会雑誌 22・1
ページ: 99-107
Okayama Shigakukai Zasshi 22-1
NUCLEIC ACID RESEARCH (in press)
NOVASCIENCE (in press)