研究課題/領域番号 |
15592168
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山崎 要一 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30200645)
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研究分担者 |
早崎 治明 九州大学, 大学院・歯学研究院, 講師 (60238095)
舛元 康浩 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90295262)
石谷 徳人 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90343368)
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キーワード | 下顎運動 / 咬合力 / 咬合接触 / 歯列咬合異常 / 顎顔面モデル / 口腔機能解析 / 3次元解析 / 小児 |
研究概要 |
2003年2月に九州大学から鹿児島大学へ異動したため研究環境が大きく変わり、九大側と共同研究を進めながら研究を遂行した。 以下、本研究課題について行なった今年度の研究項目および結果を示す。 1)三次元模型計測システムの改良と乳歯列模型の形態解析 接触型三次元測定器(マイクロスクライブ)を用い、形態解析プログラムを2003年に独自開発したが、これに改良を加え、歯列咬合異常児の上下乳歯列の咬頭頂曲線と咬合状態を矢状、前頭、水平方向で再現できるように機能を付加した。これにより、歯列咬合異常児の咬合治療前後の顎顔面立体モデル作製するために必要となる基礎データを収集できるようになった。 2)反対咬合を有する混合歯列前期小児の習慣性開閉口運動 咬合異常モデルの作製において必要となる混合歯列反対咬合児の開閉口運動の特徴を論文報告した。 3)咬合異常児の治療にともなう下顎運動の機能的推移について、乳歯列期鋏状咬合の2治験例の論文報告を行なった。 4)現在、三次元力学シミュレーションモデルを用いた成長期顎関節の応力について、および乳歯列反対咬合児における下顎切歯点と顆頭点の咀嚼運動の特徴について解析中である。
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