1.口腔診査票およびアンケート用紙作成 歯の状能、歯周組織の状能、咬合状能、義歯の装着状態についての口腔診査項目と、社会経済要因、全身疾患、習慣、ADL(高齢者のみ)、保健行動、歯科に関する知識(成人のみ)、咀嚼機能の自己評価(高齢者のみ)、食生活、日常の生活態度および満足度(高齢者のみ)についてのアンケート項目を作成した。 2.調査対象集団への交渉 対象集団については、申請者らが現在継続して調査を行っている集団(会杜および地域)に関して、調査開始に当たって調査内容について説明を行い了承を得た。その他の集団として訪問歯科診療受診者(高齢者)について調査を開始した。調査開始前に対象施設および受診者(家族)に説明および了承を得た。(これら全ての調査については、調査開始前に東京歯科大学倫理審査委員会において了承を得た) 3.ベースライン調査(第1回目の調査) 成人集団についての調査は、産業歯科健診時(年3回で1回1週間程度実施)に調査を実施した。本年度は、(1)5月22〜23日、26〜30日、(2)9月3〜5日、8〜11日、(3)1月21〜23日、26〜29日の3回の日程にて調査を行った。成人および高齢者集団については、千葉県某町において行われた成人健診に付随して歯科保健調査を実施した(8月25〜27日)。訪問歯科診療受診者については4月より開始し、現在までに60名を調査した。 4.ベースライン調査入力および集計 現在、これまでに行った調査データの入力作業と解析を行っている。
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