研究概要 |
1.疫学調査 1)口腔保健(4回目の調査):成人集団(某企業の従業員)について平成18年5月、9月、平成19年1月の3回に分けて産業歯科検診時に、4年目の口腔保健調査(口腔診査およびアンケート調査)を実施した。 2)平成18年4月から7月にかけて、東京都内の大学付属病院の精神科に入院している、統合失調症患者約100名を対象として、口腔保健状況と口腔機能に関する調査を行った。 2.集計および解析 1)今年度分および昨年度までの歯科保健調査データについてのコンピュータ入力(Microsoft Excel)および入力データチェック(入力見直)を行いデータの見直しを行った。 2)成人集団および高齢者集団それぞれの口腔診査およびアンケート調査データに関してSAS(統計ソフト)へのデータ変換(データ取り込み)を行い、単純集計を行った。 3)単純集計データの確認およびそれを元に今後の解析方法の検討を行った。 4)成人集団および老年者集団の歯根面う蝕を中心としたデータの断面データ、コホートデータを元に、SASを用い、相関分析、単純検定、分散分析(および多重比較)、多変量解析(主に重回帰分析ロジスティック回帰分析)を行った。 5)3年間にわたる統合失調症入院患者の口腔保健データの集計と解析を行った。 3.国際障害者歯科学会IADH(Goteborg, Sweden)における、日本の精神障害者(統合失調症)の口腔内状況(う蝕と喪失歯)に関する研究報告を行った(2006年8月)。 4.成果報告書の作成
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