• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

保健医療福祉の基礎教育におけるインタープロフェッショナルワークの教育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15592239
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

大塚 眞理子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (90168998)

研究分担者 磯崎 弘司  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (80347252)
朝日 雅也  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (30315717)
大嶋 伸雄  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (30315709)
平田 美和  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (10325988)
新井 利民  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (00336497)
キーワード保健・医療・福祉 / インタープロフェッショナルワーク(IPW) / インタープロフェッショナルエデュケイション(IPE) / 教育方法
研究概要

多様で複雑化する保健・医療・福祉分野での援助活動を効果効率的に行うために、インタープロフェッショナルワーク(以下、IPW)の必要性が高まっている。本研究の目的は保健・医療・福祉の基礎教育で行うIPWの教育方法を開発することである。文献検討により海外ではカナダ・イギリスなどでインタープロフェッショナルエデュケイション(以下、IPE)が行われていることがわかったが、国内の基礎教育では「チーム医療」や「チームワーク」の講義や演習の例のみであった。本研究では、平成15年8月に予備調査を行った後、10月に埼玉県立大学保健医療福祉学部の4学科の4年生18名の参加協力を得て、IPW実習を実施した。実習の目的は「看護学科・理学療法学科・作業療法学科・社会福祉学科の専門性を発揮しつつ、連携・協働してフィールドワークを行い、チームケアアプローチとしての連携・協働およびケアの統合化について学習を深める」とした。4学科の学生4〜5名で1事例を受け持つ実習を行った。実習による学生の変化と学習効果を測定するために実習前・中・後のアンケート調査および参加観察を行い、学生にグループレポートの作成と報告会、個人レポートの提出を求めた。学生間の他職種理解は実習の経過と共に深まる傾向にあった。当初は患者理解および援助の方向性が異なっていたが共有されて行った。さらに、そのプロセスおよび指導方法について分析する予定である。実習方法についても、事例の選定、フィールドとの調整、実習時期と期間など学生の学習成果とともに検討中である。
平成16年2月にイギリスに行き、大学教育におけるIPEの実情について調査した。イギリスでは平成15年から基礎教育でIPEを行うことが定められ、各大学独自にカリキュラムが組まれていた。多職種の学生を集めるために複数の大学合同で科目を開設したり、ITを使った学生同士のディスカッションが試みられていた。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi