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2003 年度 実績報告書

月経前症候群(PMS)の関連要因および看護アプローチの構築に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 15592275
研究機関佐賀大学(医学部)

研究代表者

石山 さゆり  佐賀大学, 医学部, 講師 (80336122)

研究分担者 山田 茂人  佐賀大学, 医学部, 教授 (20158190)
斎藤 ひさ子  佐賀大学, 医学部, 教授 (60117116)
キーワード月経前症候群 / PMS / MHPG
研究概要

本研究の目的は、月経前症候群の不定愁訴の「不安」に注目し、不安状態で高くなると報告されている3-methpxy-4-hydroxyphenylgl-ycol;MHPG濃度を経日的に測定し、両者の関連を明らかにすることである。
平成15年4月から平成16年3月までに、20歳から37歳までの女性30人を調査を行った。有効数は23名であった。平均年齢24.04±5.14歳最少年齢は20歳、最高年齢は37歳であった。
初経年齢の平均は12.3±1.25歳、月経周期の平均は32.34±4.43日であり、月経持続期間の平均は5.72±1.1日であった。排卵日の特定を簡易排卵日検出器で行い、月経開始日から排卵日までの日数の平均は18.59±4.78日であった。月経随伴症状の自覚があるものは15人、ないもの8人であった。
(1)月経周期に伴う身体症状、精神状態の変化を測定するために自己記入式質問紙Menstrual Distress Questionnai-re;MDQとState-Trait Anxiety Inventory;STAIに月経時、排卵日、月経前3日の3回記入してもらった。
MDQの結果は「痛み」「行動変化」は月経時に高値を示した。「集中力」「自律神経」「水分貯留」は排卵日に比べ月経時、月経前3日に高値を示した。MDQ総得点は排卵日に低く、月経時、月経前3日で高くなった。STAIの状態不安は月経前に高くなる傾向にあった。
(2)1月経周期の経日的なMHPG濃度の変化を把握するため液体クロマト質量分析計(ECD-300)を用いて唾液中のMHPGを測定し、23名の唾液検体を現在分析中である。
(3)今後、月経周期に伴うMHPGの変化とMDQおよびSTAIによる自覚症状との関連を明らかにする予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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