| 研究課題/領域番号 |
15592323
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| 研究機関 | 山形県立保健医療大学 |
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研究代表者 |
渡會 睦子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助手 (50360003)
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| 研究分担者 |
小林 美名子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助手 (30325948)
平塚 朝子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教授 (00299786)
後藤 順子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (90310177)
松田 幹夫 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (40045761)
山下 隆夫 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (80018928)
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| キーワード | 感染 / 在宅 / MRSA / 訪問看護 / 手指 / Serratia marcescens / 予防衣 / パルスフィールド |
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| 研究概要 |
訪問看護前後の細菌検査からみた在宅療養者の感染予防に関する研究
【目的】近年、在宅では医療処置が必要な在宅療養者や易感染にある高齢者・ターミナル患者が増加しており、感染予防対策が重要な課題となっている。そこで本研究では在宅における看護行為前後の細菌検査を実施し、感染予防対策を検討した。
【方法】1対象 訪問看護ステーション(以下、ST.)A:看護師1名・療養者1名、ST.K:看護師1名・ヘルパー1名・療養者1名、ST.M:看護師1名・療養者1名、ST.N:看護師2名・療養者2名
2期間 平成15年2月〜平成15年4月
3方法 細菌検査(MRSA・一般細菌)の検査ならびにMRSAの遺伝子分析
検体採取部位:1)看護師・ヘルパー(1)看護行為前(普段の手洗い後)の手指・手掌(2)看護行為後の手指・手掌(3)看護行為後の予防衣・靴下(滅菌済みの予防衣と靴下を着用)2)在宅療養者:人体・環境
検査の方法:1)手指・手掌:日研生物医学研究所のパームスタンプにスタンプし48時間後にコロニー採取2)予防衣・靴下・人体・環境:栄研器材のシードスワブ1号を用いた拭き取りし、選択培地および非選択培地を用い一般細菌同定3)MRSAの遺伝子分析:パルスフィールド電気泳動法を行いDNAの相同性を解析
【結果】看護行為前の手指・手掌の汚染が目立ったが、病原性の高いMRSAやSerratia marcescensは看護行為後に看護師に付着していた。患者4名の人体・環境からMRSAの検出があり、看護者の手指・手掌・靴下・予防衣からも患者と同一株のMRSAが検出され、ST.Nから訪問看護を受けている患者2名のMRSAは同一株であった。
【考察】同県内ST.において看護衣・予防衣の交換頻度は週1〜5日である。MRSA等も看護者の予防衣・靴下から検出されており、1患者毎に予防衣等を交換すべきことが示唆された。
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