研究課題/領域番号 |
15604004
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研究機関 | 東京芸術大学 |
研究代表者 |
北郷 悟 東京芸術大学, 美術学部・彫刻科, 助教授 (70242394)
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研究分担者 |
橋本 明夫 東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (10237927)
木戸 修 東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (10126302)
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キーワード | 美術 / 彫刻 / 立体造形 / コンピュータ / デジタル / 空間 / 表現 / 人間 |
研究概要 |
研究目的 芸術分野における彫刻の立体表現を視点として、人間の感覚から生まれるアナログとしての造形表現とコンピュータの仮想次元における造形表現の違いと可能性について探る、新しい芸術表現を目的とした研究。 15年度研究報告 仮想空間による立体造形表現と教育研究のためのデータ収集。 (1)立体スキャナーによるデータ収集として、人間の頭部及び人体のデータ収集。 ・NASDA(現JAXA)宇宙開発事業団との大学共同研究に研究参加し、NECエンジニアリングの協力とともに航空機無重量実験において人間の頭部の立体データを取得。 地上データとして頭部・人体データを取得し比較検討し形状変化について確認した。 ・人間の歩く姿を立体データとして取得。人体のバランスの美についてのデータとした。 (2)コンピュータ造形システムを使用した立体造形の研究 デジタルデータからワックスによる立体の出力実験。 ・東京大学情報工学部の協力によりサーモジェットプリンターを借用し、収集データを立体に置き換える実験として20cmサイズのワックスに造形した。 16年度研究計画 コンピュータ造形システムを使用した立体造形の研究 (1)立体スキャナーの現実的データフォルムとコンピュータ造形システムによるフォルムを組み合わせた研究。造形制作の比較による新しい制作方法と表現関係を見い出し、彫刻表現における可能性を探る (2)考古収蔵品のデジタルデータ化における修復応用実験。 (3)セラミック鋳造研究。立体デジタルデータからブロンズ彫刻としての鋳造実験を行い。その可能性を探る。 (4)デジタル造形表現と彫刻表現を比較し、芸術的可能性を探る。
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