研究課題
今年は、大学における演劇教育のありようを検討・分析し、大学における演劇教育の方法を構築するための討議、研究を行なっていった。主な研修会としては、(1)2004年8月2日日本大学に於いて、科研費メンバーによる討論研修会をもって、演劇教育の研究を深めて行く更なる方法の討議を行なった。(2)2004年12月1日日本大学文理学部教養学科において演劇的手法を使った授業の実際に参加して、演劇専門でない学生が学ぶ演劇的場の検討、研究を行なった。次いで、(3)2004年12月8・16日そして2005年1月12日の3日間の内、それぞれが、日本大学芸術学部演劇学科の、演劇専門の授業に参加することで、演劇教育の実際を研修し、討議を行なった。これらの集大成として、(4)2005年3月5日千葉商科大学にて、演劇教育コロキウムを開催し、第一部、「外国における演劇教育研究」の中で、熊谷保宏の司会で、谷山和夫が<英米およびポーランドの高等教育機関における演劇教育とその研究をめぐって>を報告し、第二部では、山下純照が司会し、日本大学文理学部教養学科と日本大学芸術学部演劇学科の演劇教育の姿を討論材料に討議を進め、第三部では、代表の菊川徳之助が、<これからの演劇教育>のタイトルのもとで、イ)学部に演劇教育の専門コースを設置し、尚且つ実技を伴う授業を設置。ロ)学部に演劇教育の専門コースを設置するが、理論(座学)中心の演劇教育を設置。ハ)学部に演劇教育の専門コースを設置していないが、実践授業を設置。など5つのタイプをもった大学の演劇教育の姿の基に問題提起を行なった。WEBによる調査と共に、これらは、来年の日本演劇学会紀要にまとめる計画である。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)
演劇会議 117号
ページ: 17-23
ストラスブール大阪大学フォーラム2004
ページ: 152-165
千葉商科大学紀要 42巻3号
ページ: 197-219
歴史知の未来性
ページ: 63-84
act(あ・く・と) 1〜4号
ページ: 8
演劇学論集 42号
ページ: 33-55