研究分担者 |
菊池 龍三郎 茨城大学, 学長 (80007757)
利安 義雄 茨城大学, 教育学部, 教授 (90125253)
尾崎 久記 茨城大学, 教育学部, 教授 (40092514)
戸塚 茂則 茨城大学, 教育学部, 助教授 (30180152)
大辻 永 茨城大学, 教育学部, 助教授 (20272099)
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研究概要 |
今日の初等中等教育における「理科離れ」や「理工系離れ」は,教員の指導によって引き起こされている面もあると推測され,教員養成の段階からも積極的にこの対策を講じていく必要がある。そこで本研究においては,中学校教員,高校教員,大学教員,県教委等に対して,理工系教員養成に関する調査,そして学生を教育指導現場へ派遣することによって得られる学生自身の変容に関する調査を通して,理工系教員養成の在り方の検討,特に学部カリキュラム,学生指導法,職業として魅力的な理工系教員の在り方等を検討した。具体的には,以下に示す調査を実施し,収集した資料に基づき,理工系教員養成の学生指導のあり方等,カリキュラムを体系的に作成・提案した。 1 理工系教員養成に関する調査 (1)望ましい理工系教員養成学部生像の調査 (2)理工系教員養成大学生の現状と理想像の調査 (3)教育現場において求められる理工系教員養成学部生像の調査 2 学生を教育指導現場へ派遣し,学生自身の変容についての調査 (1)理工系教員養成学部生を子ども科学館等に派遣し,子どもに科学技術の楽しさを伝えさせるとともに,派遣学生が受けた刺激等を多面的に調査 (2)理工系教員養成学部生を高等学校に派遣し,高い技能と専門性を持たせると同時に,高校生との日々の交流の中で,教職に興味を抱く高校生にアドバイスを重ねるなど,派遣学生および高校生が受けた刺激等を多面的に調査 作成したカリキュラムに基づく実践をした結果,大学生,高等学校の生徒等に相乗的な一定の効果があることがわかった。
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