研究課題/領域番号 |
15606007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学高等教育
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
下田 隆二 東京工業大学, フロンティア創造共同研究センター, 教授 (30313448)
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研究分担者 |
日下部 治 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40092548)
山口 しのぶ 東京工業大学, 学術国際情報センター, 助教授 (40345369)
調 麻佐志 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (00273061)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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キーワード | 国際競争力の維持 / 教育システムの充実・強化 / 海外主要大学との連携 / 海外大学からの教員招聘 / 国際水準の理工系教育 / 大学院教育の実質化 / 実践的インターンシップ / 研究技術マネージメント人材 |
研究概要 |
国際競争力の強化の面から、諸外国の状況を調査・把握し、教育、研究、社会貢献、国際交流のそれぞれの観点から多面的に考察し、今後の取組むべき方策を提言した。 海外大学の調査は平成14〜15年度にかけて米国、英国、オランダ、スイス、中国、シンガポール、タイ、マレーシアで実施し、それぞれの大学での取り組みを整理、併せてその他の主要大学の状況をインターネット等で調査した。その結果、国際競争の激化や流動化傾向の中、各大学は教育システムの充実・強化に特に力を入れていることが明確となった。例えば、海外の主要大学との連携、優秀な教員の海外からの招聘、大学院教育におけるインターンシップの重視、英語によるすべての講義、学生の能力に応じたカリキュラムの複数編成などを実施し、また、入学選考方法を改善し、教育内容の充実を図り、留年を認めない厳しい制度等によって卒業時に高いレベルの技術取得を可能とし、国内外の優秀な学生の獲得を目指している。 我が国の理工系大学においても、国立大学の法人化などを契機に、学長のマネージメント強化や競争的環境の醸成など様々な取組みを行っているが、まだまだ不十分であり、十分な国際競争力を維持しているとは言い難く、今後の急激な少子化等を踏まえると危機的な状況である。21世紀は大学を取り巻く環境においてもグローバル化が一層進み、厳しい競争と技術革新が絶え間なく生まれることが予想されている。今後、我が国の理工系大学で取組むべき方策としては、まず第1に、国際水準の理工系教育を実施し世界に通用する理工系人材を育成することである。特に大学院教育の実質化と研究者養成、高度専門職養成、研究技術マネージメント人材養成など目標に応じた教育内容を明確にし、実践的なインターンシップの実施などによって、基礎基盤となる学力と専門分野で秀でた技術力を持ち、グローバルな競争の中で力を発揮できる人物の育成が必要である。
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