• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

大学基礎化学教育におけるモデル・コア・カリキュラムの作成と教育方法の改革

研究課題

研究課題/領域番号 15606008
研究機関広島大学

研究代表者

古川 義宏  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40033930)

研究分担者 田中 春彦  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90033638)
古賀 信吉  広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30240873)
キーワード理科教員養成 / 化学教育 / モデル・コア・カリキュラム / 化学実験教材 / 教育実践
研究概要

1.中等理科教員養成における化学教育モデル・コア・カリキュラムの開発
化学の学問体系及び中学校「理科」・高等学校「化学」における教育体系の詳細な比較検討と諸外国の教員養成についての資料分析をもとにして,中等理科教員養成における化学分野の教育内容の領域分けと教育項目を提案した。また,各教育内容領域における全般的な教育目標を,理科教員に求められる基本的能力を考慮した一般目標として設定した。さらに,各教育項目について,関連する教材を説明・指導する能力の観点を重視して到達目標を設定し,到達レベルの指標を示した。これらをモデル・コア・カリキュラム案として提案した。
2.大学における基礎化学教育のための実験教材の開発と教育実践的研究
(1)本学部開設授業科目のうち,平成15年度前期「初等理科」(1セメスター)及び「ラボラトリーデモンストレーション」(3セメスター)を教育実践的研究のための授業として設定し,モデル・コア・カリキュラム案をもとにして各30時間の授業内容と構成について検討した。各授業時に導入実験として用いる実験教材の開発に取り組み,水溶液の酸性度と酸塩基指示薬,気体の溶解度,簡易可視分光法による定量分析,電子レンジを用いた化学実験について新たな実験教材を開発した。
(2)従来講義形式で行ってきた授業に化学実験を導入し,問題解決型の授業展開を取り入れた学習指導を行った。授業内容についての受講生の評価および化学実験や課題学習を通じた受講生の学習状況についてのアンケートと到達度評価のための試験をもとにして,化学実験を導入した授業展開とそれを基点とした課題学習による学習方法を導入したことによる学習効果について分析評価を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田中 春彦: "教員養成系大学・学部における理科教育課程(化学分野)の改善"化学と教育. 52・2. 116-117 (2004)

  • [文献書誌] 古賀 信吉: "教員養成のための基礎化学教育(1)実験を取り入れた授業展開の試み"学校教育実践学研究. 10(印刷中). (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi