研究課題/領域番号 |
15606010
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
田中 寿郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (60171782)
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研究分担者 |
平岡 耕一 愛媛大学, 工学部, 助教授 (00199043)
白石 哲郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (00108250)
定岡 芳彦 愛媛大学, 工学部, 教授 (50036422)
小林 千悟 愛媛大学, 工学部, 講師 (10304651)
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キーワード | 導入教育 / 幼児教育 / 達成度の評価 / 創造教育 / 学生実験 / ものづくり教育 |
研究概要 |
1.実験テーマの改良および開発と指導法の研究 (1)実験テーマの改良 幼児が好む遊びのひとつは泥遊びである。この泥遊びから派生した粘土細工を学生に課すと、はじめは怪訝な顔をしていた学生が、次第に純真な子供の顔をするようになることがわかった。泥の感触が幼児体験を思い起こさせ、精神の安定をもたらすものと推察される。このような精神状態では、比較的創造的な活動ができる可能性が高いことがわかった。 (2)実験テーマの開発 新たに、磁気共鳴に関する実験テーマの開発に着手した。実験装置は旧式の電子スピン共鳴装置を入手し、稼動するように整備継続中である。 (3)指導法の研究 幼児教育の手法を用いた指導法の研究については、来年度に継続的に研究を進める予定である。 2.評価法の研究 (1)評価法について、幾つかの大学を調査した。その結果、統一的な評価法はいまだ存在せず、いずれの大学でも試行錯誤であり、十分な評価法の確立にいたっていないことがわかった。 (2)実験直後の学生へのインタビュ方式の評価法について、初期の検討を始めた。 (3)実験実施後数年経過後の学生へのアンケート調査を行い、評価法の一つとしての可能性があることを見出した。アンケートの調査内容について今後詳細に検討が必要である。 3.有効利用のためのカリキュラムの整合性 (1)卓越した技能者による講演会「匠の技」を実験科目と関連させて実施する試行を行った。その効果につい分析を行った結果、ものづくりという観点から、教育効果が高いことが明らかになった。
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