研究概要 |
slip-weakening distanceをなるべく精度よく見積るため、Mikumo et al.(2003)の手法を拡張し、断層近傍において観測された地震波形を用いた推定法を提案した。これにより、slip-weakening distanceの絶対値に関する議論に高速を書ける事ができるようになった。 また、これまで行ってきた2000年鳥取県西部地震、1995年兵庫県南部地震、1891年濃尾地震の動的破壊のシミュレーション結果をコンパイルし、数値シミュレーションによって実際に発生した地震を再現するためには、どのような情報が重要かのレビューを行った(Fukuyama, E.,2007,Fault Structure, Stress, Friction and Rupture Dynamics of Earthquakes, in press)。 さらに、一昨年度、昨年度とAmerican Geophysical Union Fall Meetingにおいて企画したSpecial Sessionの総まとめとして、"Fault-Zone Properties and Earthquake Rupture Dynamics"と言うタイトルの書籍の編集を開始した。
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