研究課題/領域番号 |
15633005
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
井岡 勉 同志社大学, 文学部, 教授 (80066240)
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研究分担者 |
黒木 保博 同志社大学, 文学部, 教授 (20121593)
渡辺 武男 同志社大学, 文学部, 教授 (60095411)
岡本 民夫 同志社大学, 文学部, 教授 (80071918)
柴田 謙治 金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (00242892)
谷口 政隆 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (40155213)
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キーワード | 地域福祉 / 国際比較 / 比較福祉国家(レジーム)論 / 日韓・東アジア類型 / 自由主義モデル / 社会民主主義モデル / コーポラティブモデル / イギリス:スウェーデン:オランダ |
研究概要 |
1 国内共同研究体制の構築と比較研究企画調査 第1回「地域福祉国際比較国内研究会議」(平成15年6月1日、於・同志社大学)では、先行業績のレビューと比較研究の視点・枠組み・方法を論議し、日本側の原案を集約した。第2回会議(平成16年3月14日、於・同志社大学)では企画調査結果を集約した。 2 日韓地域福祉比較の共同研究と東アジア類型追究のための企画調査 研究分担者7名が平成15年8月20日〜23日、訪韓企画調査(於・ソウル市、原州市)を実施し、韓国側研究グループと共同比較研究につき推進の方向で意見交換を行い、社会福祉協議会はじめ地域福祉諸機関、尚志大学等を訪問した。地域福祉制度・機関の諸形態は日本と類似する点が多いが、集合住宅・住民組織等の地域展開基盤は微妙に相違しており、また社会福祉館など韓国特有の地域福祉実践が確認された。今後引き続き日韓地域福祉比較の視点と枠組みを共同精査する必要がある。 3 東アジア類型と西欧類型との比較研究のための企画調査 訪英企画調査(平成15年9月8日〜13日、5名参加)を重点におき、スウェーデン調査(9月2日〜5日、平成16年3月22日〜24日、各1名参加)、オランダ調査(11月24日〜27日、2名参加)は探索的に実施した。各国の大学、地域福祉諸機関等を訪問、比較研究を提起し、各国研究者等との共同研究の可能性を確認した。西欧3カ国の地域福祉と日韓・東アジア類型のそれとは質・量ともに大きな相違があり、歴史・文化的文脈での地域福祉概念の整理をはじめ、比較の視点・枠組みの共同検討を重ね、焦点化した比較研究を開拓していく必要がある。
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