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2003 年度 実績報告書

交通機関のユニバーサルデザイン化に関する先導研究

研究課題

研究課題/領域番号 15650110
研究機関東京大学

研究代表者

鎌田 実  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20224644)

研究分担者 小竹 元基  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (10345085)
キーワードユニバーサルデザイン / 交通機関 / 生体情報 / データベース / 情報支援 / 移動支援 / 駅
研究概要

現在,我が国の交通機関は,既存の知識をベースに移動円滑化基準が定められているため,特定の移動制約に対するバリアフリーが中心に考えられている.そのため,移動に負担を感じる層に対する配慮がかけており,万人のためのアクセシブル化の達成とは程遠い.そのため,多様な利用者を想定して,ユニバーサルデザイン(以下,UD)を目指すべきであるが,現状は確立されていない.また,UDの視点無しに狭義のバリアフリー設備の急増は,後で使えない無駄なモニュメントになる恐れがある.
本研究では,多様な利用者が,どのように交通機関を利用しているか,何を問題に感じているかを,ユーザニーズに徹底的に調査し,問題点の整理・定量化を行い,今後の施設,移動設計,法律の改定に資するデータベースを蓄積すること,定量的な評価手法を提案することを目的とする.
本年度は,交通機関のUDを目指し,初めて訪れた利用者や利用頻度の低い利用者が迷う交通機関として,都市部の大型駅に注目し,多様な利用者が交通機関の利用の際に感じていることを現実の場面においてデータ採取を行い,整理した.また,そのデータベースを用いて,移動のための適切な情報支援を行うという観点から,"いつ、どのような"情報を提供すべきなのかについて,人が情報をえようとする情報探索行動を生体情報(瞬目間隔,視線移動回数,見回し回数)から定量的に抽出し,駅において,迷い動作を起こさせる可能性のある要因,場所を抽出した.
更に,移動に関わる身体負担のデータ計測,定量評価のため,計測装置の準備を行った.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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