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2004 年度 実績報告書

高圧縮授業DB作成とオンデマンド授業呈示によるマルチメディア自習支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 15650178
研究機関三重大学

研究代表者

野村 由司彦  三重大学, 工学部, 教授 (00228371)

研究分担者 加藤 典彦  三重大学, 工学部, 助教授 (70185859)
松井 博和  三重大学, 工学部, 助手 (10303752)
杉浦 徳宏  三重大学, 総合情報処理センター, 助手 (50335147)
キーワード圧縮 / DB / オンデマンド / 講義映像 / マルチメディア / 自習支援 / 電子教 / 主観的評価
研究概要

講師の情報において,動きの情報は解像度に比べて重要性が高い.逆に,黒板の情報においては,動きの情報は解像度(黒板の文字)に比べて重要性は低い.両方の特性を考えると,低解像度のデジタルビデオ動画で講師の動きを撮影するとともに,高解像度のデジタルカメラ静止画で,説明箇所を分かりやすく,かつ小さな字も読みやすく撮影する,デジタルビデオ/デジタルカメラ併用撮影方式が有効であると考えられる.今年度は,このデジタルビデオの動き情報と高解像度デジタルカメラ画像情報との統合について検討した.
具体的には,講義をインターネットで配信するための映像として,3種類の映像を作成した.
(1)秒間6フレームの動画(6fps)
(2)秒間1フレームの動画(1fps)
(3)背景変化時にのみ背景画像を切り替えたものに,指示棒の先を示す矢印を6fpsで追加した動画(矢印形態)
これらの形態の映像を,ファイル容量,学生の成績や使用感などに基づいて評価し,動画に近い映像効果を示しながら,ファイル容量を少量の静止画を順次呈示する形態と同程度まで著しく小さくすることのできる,矢印形態の有効性を示した.
理解度の観点では,今回の実験では,「6fps」,「1fps」,「矢印」のいずれの形態でも有意差は見られなかった.これは,理解度という,本質的に個人差の大きい評価方法をとったことにも起因すると思われるが,提案の手法が多手法と同程度の性能を示したとも見ることができる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ビデオオンデマンド電子教育のための高圧縮講義映像形態の研究2003

    • 著者名/発表者名
      野村由司彦
    • 雑誌名

      日本工学教育協会平成16年度工学・工業教育研究講演会講演論文集

      ページ: 153-154

  • [雑誌論文] デジタルビデオの動き情報と高解像度デジタルカメラ画像情報との統合2003

    • 著者名/発表者名
      野村由司彦
    • 雑誌名

      日本機械学会2004情報・精密機器部門,2004年度部門講演会IIP2004 7

      ページ: 347-348

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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